南米 ベネズエラ・ロライマ山へトレッキング

ロライマ山-頂上から 南米

こんにちは。先日南米に行った際に、トレッキングツアーでロライマ山に行ってきました。
参加にあたって自分が気になっていたことを中心に記事にしています。ロライマ山をご検討中の皆様の一助になれば幸いです。
なお、ご紹介する内容は2023年4月時点のため、最新の状況はご自身でご確認をお願いいたします。

ベネズエラまでの経路

ロライマ山は中学生のときに読んだコナン・ドイル著「失われた世界」の舞台になった場所ということで、南米に行く際はとりあえず行きたいと思っていました。ANAマイルによるスターアライアンス世界一周航空券(エコノミー)が取れたので飛行機で南米まで行きました。

ブラジルのマナウスでアマゾン川を見たかったのでマナウスまで飛行機、マナウスからボアビスタ(ブラジル)まで夜行バス(※1)で移動し、ボアビスタからツアーに参加しベネズエラに行きました。

※1:ブラジルのバスはネット予約時にCPF(納税者番号)がないと予約できなかったので、マナウス、ボアビスタのそれぞれのバスターミナルの窓口で予約しました。

ツアー検討

ロライマ山のトレッキングはツアー参加が必須です。元々この世界一周旅行の計画がテキトーで、直前にツアーを予約できたのはたまたま運が良かっただけです。ロライマ山をご検討されている方は早めのご検討、予約をお勧めいたします。

ツアーに最短で参加できそうな日の約1週間前に、まずは相場の調査も兼ね、ネット検索で出てくるツアー会社数社にWhatsAPPやメール、ホームページの問い合わせフォームでとりあえず問い合わせしました。寝袋(Sleeping bag)、マット(Ground mat)がない方はレンタルできるか合わせて確認しましょう。

即返信あり、2、3日後返信ありなど色々ありましたが、相場にも近く希望の日程が合ったツアー会社にしました。このツアーは私も含め4人の参加者でした。

日程
ツアー前々日:マナウス→夜行バス移動
ツアー前日:夜行バス移動→ボアビスタ→バン移動(※2)&越境→サンタエレナ宿泊(※2)

【ツアー開始】
1日目:サンタエレナ→バン移動→パライテプイ(トレッキング入口の村)
トレッキング開始→TekRiver(川の近くでテント泊(※3))
2日目:TekRiver→ベースキャンプ(山の麓でテント泊)
3日目:ベースキャンプ→ロライマ山頂上到着(テント泊)
4日目:ロライマ山頂上散策(テント泊)
5日目:ロライマ山頂上散策(テント泊)
6日目:ロライマ山頂上→TekRiver(テント泊)
7日目:TekRiver→パライテプイ→→トレッキング終了→バン移動→サンタエレナ
【ツアー終了】

同日:サンタエレナ→バン移動(※2)&越境→ボアビスタ→夜行バス移動→マナウス

※2:オプション。ツアー会社に追加費用で手配をお願いしました。
※3:ツアー中は全部テント泊。1テント/2名。ポーターが設営してくれます。

ツアー検討で気になっていたこと

ツアー参加検討時に気になっていたことが実際どうだったかを記載します。

治安

外務省の情報は以下の通りです。(最新情報はご自身でご確認ください。)

【危険度】
●スリア州、タチラ州、ボリバル州の一部地域(州北東部の「アルコ・ミネロ」鉱業地帯及びブラジルとの国境地帯)、アプレ州の一部地域(コロンビアとの国境地帯)及びアマゾナス州の一部地域(コロンビアとの国境地帯及びブラジルとの国境地帯)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

出典元:外務省海外安全ホームページ ベネズエラ 危険・スポット・広域情報

エ コロンビア及びブラジルとの国境地帯(スリア州、タチラ州、アプレ州、アマゾナス州、ボリバル州)では、ベネズエラの過激派組織であるFBL(ボリバル解放戦線)やコロンビアの過激派組織であるELN(国民解放軍)、FARC(コロンビア革命軍)の残党及びこれらの組織から離脱した者を含む不特定多数の一般凶悪犯罪者グループ等のアジトや活動が確認されており、身代金目的の誘拐事件、麻薬関連犯罪が発生しています。また、これら過激派組織と治安当局による銃撃戦も発生しています。
 ボリバル州北東部のオリノコ川南側に広がる「アルコ・ミネロ」鉱業地帯では、採掘される金やダイヤモンド、コルタン等の違法採掘が行われており、その利権を巡る非合法組織間の抗争や、治安当局との衝突が絶えません。

出典元:外務省海外安全ホームページ ベネズエラ 危険・スポット・広域情報

ウ ボリバル州には、ユネスコ世界遺産のカナイマ国立公園がありますが、その観光地においては警備強化が行われており、重大事件の発生は認められません。ただし、陸路の場合は治安の悪い「アルコ・ミネロ」鉱業地帯を通過することになりますので、空路を利用してください。

出典元:外務省海外安全ホームページ ベネズエラ 危険・スポット・広域情報

ロライマ山はカナイマ国立公園の一部でベネズエラのボリバル州にあります。危険とされる「アルコ・ミネロ」鉱業地帯はボリバル州の北にあり、オリノコ川沿いを一帯に広がっています。一方のブラジルとの国境地帯もレベル3です。

私は陸路で南下して「アルコ・ミネロ」を通ることはやめて、ブラジル(ボアビスタ)から北上にしました。国境を通りますが、移動はツアーに組み込み(オプションを採用)し、なるべく自分一人になることを避けました。

国境は警備員がいるので大丈夫ですが、以降はひたすらバンで移動だったので正直危険かどうかはわかりませんでした。食費、宿泊費はケチった安旅とは言え安全にはお金をかけました。

荷物の持ち運び

基本的にはツアー会社のホームページで何をポーターが持つか(includinng)確認できます。参加したツアーは以下の通りでした。

  • 持っていかない荷物はツアー会社側でツアー中預かってくれる。
  • 食料とテントはポーターが運んでくれる。
  • 自分の荷物は自分で持つ。
  • 自分の荷物(あるいは一部)をポーターに持ってもらう場合は、個別料金。

私は、着替え最小限、雨具、水着、ダウンジャケット、レンタルの寝袋とマットを入れてパンパンでした。行き帰り自分で持ちましたが、つらくなったから途中で依頼することも個別料金で可能でした。

ポーターの尋常じゃ無さにただただ感動します。彼らはTシャツ、ジーンズ、クロックス姿で20Kg弱の荷物を平然と運びます。試しにしょってみましたが無理でした。

荷物関連

雨具

防水対策を取った方がいいと思います。ロライマ山は気候の変動が激しいです。
頂上は寒くて雨がよく降るので全然乾きません。キャンプ泊は身軽なサンダルは必須でした。

スマホ・電源

電波、電源無し。スマホで写真、動画を撮っていたので機内モードでフル充電から2回フル充電してツアー終了とともに使い切りました。写真動画をスマホで結構とるなら、できれば15,000W以上の充電池をお勧めします。

衛生関連

トイレ

トイレの大は専用のテントの中にします。黒い袋を簡易便器にひっかけてそこにします。黒い袋は縛って所定の場所に置いておきます。

シャワー

川です。最低限隠して水浴びです。水着を持っていきしょう。

洗濯

川で洗濯になります。

飲食関連

食事

3食つきます。朝夕はおかわりできてしっかりと炭水化物をいただけエネルギー補強できます。ポーターファミリーの方たちが小型の重そうなガスボンベの火でおいしく温かく料理してくれます。

移動中は飲めるきれいな川や泉を場所を教えてくれるので水筒やペットボトルは持参しましょう。キャンプでは水を汲んできてくれます。

言語

ガイド兼ポーターはスペイン語のみ、質問はスペイン語と英語ができる参加者に通訳をお願いしました。私はガイドがなくても楽しめるタイプなので、英語ガイドがあるかは調査事項に含めませんでしたが、ガイド必須の方はツアー会社に相談されてみてください。

ツアー料金支払い

このツアーは指定のWEBページでクレジットカード払いができました。
あるあるですが、なぜか昨日まで使えていたクレジットカードがエラーになるときがあります。まずは慌てず以下を確認しましょう。

  • 不正検知で利用一時停止。電話かマイページでの操作で不正利用でないこと確認の上、解除しましょう。
  • 利用限度額超過。一枚のカードでこれまでの交通費、宿泊費を支払っていたら、このツアーで限度額オーバーという可能性。繰り上げ返済で限度額枠を空けましょう。

それでも原因不明で使えないときがありますので、クレジットカードは複数持っていきましょう。財布、メインバッグ、サブバッグに分散すれば盗難時も安心です。それかGoogle Walletに複数登録して、セキュリティ番号は覚えておくかなど。とにかく私は数うちゃ当たるで難を逃れました。

トレッキング自体は後日できたら記事にします。以下、写真を抜粋します。

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